C106・編集・頒布後記
C106、終わりましたね。この度は当サークルまでお越し頂き、本当にありがとうございました。イベント前に告知を拡散してくださった方、当日少しでも読んで頂けた方、またご購入頂いた皆様とお声掛けくださった皆様に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
「今、同人誌を作らなかったらもう二度と人生で作る機会はないだろう」と見切り発車で申し込んだ3月半ば。当初は余裕をもってやれば大丈夫だろうと思っていましたが、私に "余裕をもってやる" ことなど出来る訳もなく、本当にギリギリまで作業が続きました。表紙と本文、どちらの締め切りも過ぎてしまい、事前連絡をしていたとは言え、印刷をお願いした『みかんの樹』様には大変ご迷惑をお掛け致しました。また担当頂いたKさんには真摯にご対応頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。また私の我儘に付き合ってくださった寄稿者の皆さんにも大変ご尽力・ご協力頂きました。多くの方のお力の上に今誌があることは明白で、私一人の力では完成まで持ってこれなかったと思います。重ね重ね、本当にありがとうございました。
他にも「ずっと好きで応援してました」「これからも陰ながら応援しています」と本当に有難いお言葉を幾つか頂きました。私も一般参加時は可能な範囲で応援している意志を伝えられたらなと常々思っていましたが、その言葉を受ける身になって初めて「気持ちを伝えて頂けることはこんなにも嬉しいことなんだ」と、思い知りました。何故かサインを求められたりもして、人生で初めてサインを書くという経験もしたり。見本にサッと目を通して「2部ください」と言われた時の嬉しさとか。初めての経験ばかりがどんどん積み重なっていったあの場所での体験は、二度と忘れないと思います。
SNSで知り合って10年来になろうかという方に初めてお会いできてお話したり、数年久しく会っていなかった方が来てくださったり、本当にたくさんの思い出が出来ました。
本は全部で60部しか刷りませんでした。出来るだけ多くの方の手に届いて欲しいという想いと、リスクコントロールも考えてこの部数にさせて頂きました。最終的には20部と少し残る結果となりました。初めて参加したなかで色々課題も見えましたが、自分としてはとても有難い結果に終わったと思っています。何者でもない私と、私が信じた人たちのアニメに対する感情を綴った文章。それが書籍になって、40人近くの方の手元に今置いてあるって奇跡みたいな出来事だなって思います。
ちなみに残った20部余りは運搬・保管の都合上、会場からそのままメロンブックスに送らせて頂きました。なので近いうちに通販が始まると思います。価格が申し訳ありませんがアナウンスしていた通り、1,000円と会場価格から値上げしております。ご理解頂ければと思います。始まったらXの方でも案内はしますので、もし気になる方がいらっしゃいましたらチェックして頂ければ幸いです。
最後に本誌の『終わりに』から以下の文を引用して編集・頒布後記の結びとさせて頂きます。
『私とアニメとノスタルジック』――。中々難儀な題材ではあったかと思います。ただ昨今、ありとあらゆるエンタメが存在するなかで、アニメを自分の言葉と気持ちでちゃんと語るということに対し、興味が失われつつあるのかなと感じることがしばしありました。ブログを作ってまで語るとなるとそのハードルはさらに高くなり、私も含めアニメブログ興隆期に存在していたブロガーは減少の一途を辿っていると思います。それでもまだ私は言葉の力や、誰かの感想がまた別の誰かの感想へと繋がっていくことの力というものを信じていたりします。
それと私は〝その人にしか語ることの出来ない話〟というのを聞いたり読んだりするのがとても好きでした。これはアニメ感想というものにも例外なく当て嵌めることが出来て、どれだけ突飛でも、どれだけ自分自身のバイアスとか経験がかかっていたとしても、その人にしか表現できない言葉の強さとか面白さって確かにあるとずっと思い続けてきました。だから、今回はそういったある種、人それぞれが持つ内面性に特化した文章の集積にしたくて、『ノスタルジック』というテーマを選んだ次第です。時には〝自分語り〟なんて揶揄されたりもしますが。その人自身にしか成し得ない〝自分を語る〟という行為ってとても素敵だと思うので、私は良いと思います。もっと自分語り的なアニメ感想が流行ればいいのにな、とも思います。
改めて、この度は本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
また機会があれば本を作りたいなと思います。今後ともよろしくお願い致します。