2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

今年のアニメを振り返る意味も兼ね、今回もこちらの企画に参加させて頂きます。 ・2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。 ・1作品につき上限1話。 ・順位は付けない。 集計ブログ様:話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10…

『少女終末旅行』5話の音と演出について

ファーストカットで描かれた波紋、そして落ちる水滴。原作が好きなことと、今回のサブタイトルに『雨音』が含まれていたことから、このカットが演出的な伏線になっているのだろうと思えたことは幸運でした。音響への拘りもさることながらイメージとしてこう…

テレビアニメED10選 2017

前回同様、放映季順、他順不同、他意はありません。敬称略含む。視聴した作品からのみの選出で、選出基準はいつもと同様 「とにかく好きなED」 です。 この素晴らしい世界に祝福を!2 / おうちに帰りたい 牧歌的なカントリーソングに本編ではなかなか見れない生…

テレビアニメOP10選 2017

今年もこの企画に参加させて頂きます。放映季順、他順不同、他意はありません。敬称略含む。視聴した作品からのみの選出で、選出基準はいつもと同様 「とにかく好きなOP」 です。 GRANBLUE FANTASY The Animation / GO シルエットを生かした絵と印象的なカット…

『アイカツスターズ!』86話の芝居について

母に認められたいという思いと、太陽のドレスを手に入れなければいけないという重圧にも似た背負い込みから項垂(うなだ)れるよう前に倒れるエルザ。背筋を伸ばし自信に満ち溢れていたこれまでの印象からはかけ離れた芝居に思わずドキッとしてしまいました。…

桜庭ローラというアイドルの像と轍(かたちとわだち)、『アイカツスターズ!』86話について

『涙の数だけ』。このサブタイトルが示していた通り今回もローラにとっては厳しい結果となったアイドルフェス。決して順風満帆とは言えない彼女のアイカツ人生には辛く険しい道のりも多く、ここぞという場面で勝者の後塵を喫してきたその軌跡が度々涙に濡れ…

『Just Because!』10話の影と高揚感の演出について

夜道を自転車で走る際に、並ぶ街灯に当てられ影が前へ迫(せ)り出してくる現象。平たく言えば光源が後方へ下がることで影が前方へ移動しているわけですが、おそらくこの表現をアニメで観たのは初めてだったと思います。本作のリアル度合いに関しては以前の記…

『いつだって僕らの恋は10センチだった。』の長井龍雪節

Q.T.B(クイックトラックバック)から縦パンで被写体をハンディカメラへ持っていくカメラワークの巧さ。青空をアクセントにしたレイアウトと情感の置き方も含めグッとくる長井龍雪さんらしいフィルムを観れたのが本当に嬉しく、堪りませんでした。カウントダウ…

『Just Because!』8話のリアル度合い

目を見張ったのはモノレール内でのワンシーン。カメラは固定で被写体を動かすため前景をスライドさせたり、距離感を出したり、車内のパーツが車体の傾きに合わせ動いたりととても細かいことをやっているように見えますが、それに合わせ三人の身体も若干揺ら…